プチ徒の方でさんざん書いてきたiChatですが、一応まとめということで徒然キーボードの方にも書いておきます。
「iChatのよさ」
わたしのチャット暦はたいしたことないんですが、一応AIM、iVisitなどの代表的なチャットアプリは何度か試したことがあります。そうそう、Webチャットも当サイトで一時期やりましたね〜。
これらチャットアプリの共通点は、非常に生真面目につくられていること。ってゆうかデザインに遊び心がないことですか（最新バージョンは違う？）。だいぶ前のことになりますが、とあるチャットアプリを見つけて「いつかこいつをうちのサイトに組み込んでやる」と決心した記憶があります。残念ながらそのアプリ名は忘れてしまったのですが、吹き出しがウィンドウの中でランダムに湧いてくるヤツでした。
iChatはこのアプリほど革新的なデザインではありませんが、Aqua調の美しい吹き出しの中に文字が出てくる、ただそれだけで楽しいんです(^^)。くだらない会話を交わしていても、見た目は美しい。これってけっこう大事。
画像はLANでのチャット履歴を開いたもの。初代iBookにはこれしかサンプルがなかったもので。いきなり「太いか？」で始まってますが、誤解しないで下さいね(^^;)。ボールドとかイタリックのテストをしていたんです（まだ使い方がわかっていない）。
テキストエディタのような味気ない行が並ぶより、こっちの方が心にグッっと来るでしょ？。もちろん好みの問題もありますが、わたしは気に入っています。それに装飾したおかげで表示が重いってこともまったくありませんから。
デザインの他にもうひとつiChatの美点をあげるとするならば、それは入力中を表す「・・・」の吹き出しです。入力欄に文字を入れてやると、薄いグレーの「・・・」吹き出しが現れます。これがあると相手がまさに入力している最中なのか、もしくは待ち状態なのかが一目瞭然。ホント、Good ideaですね(^^)。
「iChatの細かいところなど」
さて好例？の「細かいところなど」iChat編です(^^)。プチ徒やJaguarレポート02と重複する点がありますが、ご勘弁を。
■ 「・・・」吹き出しが出ない!?
文字を入力中なのに「・・・」吹き出しが出ないことがあります。それはIM（インプッド・メソッド。ことえりやATOKなど）の制御下にいるからです。ことえりで入力中はreturnキーで確定するまで下線が表示されますよね。この状態だと入力欄に文字を入力したことにならないのです。
確定して（下線が消えて）はじめてiChatに文字列が渡され、「・・・」の吹き出しが現れてくれます。だから早めに入力中の意思表示をしたいときは、最初の文節を短く入力してすぐ確定してやるのが吉。
■ 画像も簡単表示
入力欄に表示したい画像ファイルのアイコンをドラッグ＆ドロップしてやればいいだけ。リッチテキストのように画像も1文字扱いとなりますので（入力欄ではアイコン表示される）、その前後に文字を入力することも可能。
表示の方もちゃんと吹き出しの中にしてくれます。とにかく文字と同じ扱い。このへんの単純さは非常にわかりやすくていいですね(^^)。
■ ファイル転送もお手のもの
メンバーリストの相手先アイコンに、転送したいファイルのアイコンをドラッグ＆ドロップするだけで、簡単にファイル転送が可能です。
ドロップすると相手先に「〜〜〜さんがファイル転送したがってますが、どうします？」（こんな感じ(^^;)）というダイアログが表示され、こちらでは「〜〜〜さんの受理確認を待ってます」（みたいな）ダイアログが表示されます。
相手が「受理します」ボタンを押すと（当然却下もできる）、ファイル転送のはじまりはじまり〜。簡単でしょ(^^)。
メールだと容量制限で引っかかるような大きなファイルでも、iChatのファイル転送なら大丈夫でしょうから（ですよね？）、意外と使い道あるかも。
■ スリープしてると待機中表示
メンバーリストを見ると、オンライン、オフラインの区別や、設定した一言状況（食事中とかね）を見ることができます。しかしあるとき、見なれない「待機中」の文字が...。
これ、どうやらマシンがスリープしていると出るみたいですね。ちなみに環境設定のプライバシーのところに、「わたしが待機中であるかどうか、ほかのメンバーが確認することを許可する」というチェックボックスがあるんですが、これがオンになっていると表示してくれるみたいな...(^^;)<---確認しろよ、お前！。
■ AIM互換なのさ
いくらiChatがお気に入りでも、Jaguarユーザしか相手にできないんじゃ困ります。ご安心下さい、ちゃんとAIM互換なので、Winな方やOS X 10.1.5以前、またはClassicのMacユーザともチャットが可能です。
しかしiChatとおハナシのできるAIMアプリは、Win版で4.8（現時点で英語版のみ。アップルルーム ●iChat、AIM 4.8と互換（^^） 2002.8.31@581より情報取得）以降と制限がありますので注意が必要。Mac版は...、現行のClassic版で試したのですが、@mac.comのアドレスをスクリーンネームとして認識してくれないみたい。早く対応版を出して欲しいものですね。
■ アドレスブックとの連携
これはちょっとナニなところ。Jaguarは個人情報の集中管理をアドレスブックで行いたいという野望を持っています。当然iChatのメンバー情報もアドレスブックで管理可能。
しか〜し、現行のアドレスブックでは名前として本名を入力するのが前提になっており（これは当然ですね）、iChatでもその本名が出ちゃうんですよ。普段ネットでのみやりとりをしている方たちを、本名で識別するっていうのは違和感アリアリです。
もちろんハンドルネームしか知らないのであれば、名字の欄にそれを登録すればiChatとの連携にはなんら問題ありません。でも本名や住所がわかったとき、そしてそれを登録したいときに困っちゃうんですね〜。
これの解決策は簡単。アドレスブックに「ハンドルネーム」的な別項目を用意し、iChatはそれを優先して表示すればいいわけです（選択できればよりGood）。現状では、アドレスブックに「ハンドルネーム」と名付けた項目をつくるのは可能ですが（もしくは役職、所属といった欄に入力しちゃう）、iChatがそれを認識してくれません。
もしくはアドレスブックとは別に、iChatで単独登録すれば済むことなんですけど、それじゃ美しくありません。せっかくのアドレスブックが活かせないなんて。
というわけでAppleに直してもらわなければならないわけです。さ〜、みなさんでTell Usしましょう（ノリがアップルルームみたいだ〜(^^;)）。
とりあえず今回はiChatだけでまとめてみました。今のところJaguarユーザだけの特権ですが、そのうちデザインをマネしたのが出てくるんでしょうね〜、きっと(^^;)。まあ、それほどのアイデアでもないとは思ってますが。
