「とらじの唄」2001.01.16記
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やっと入手することができました、「とらじの唄」(^^)。
2000.12.17の徒然キーボードにも書いた、あの焼き肉店専用のお酒です。見た目はにごり酒そのものですが、発泡しておりアルコール度数も６度と日本酒としてはかなり軽め。なんともあやし気な広告につられて、焼き肉屋でオーダーしました。そのときの軽妙な飲み口が忘れられず、Internetで検索し、製造元のサイトを発見。メールのやりとりのあと、近所の酒屋さんにやっと届けられたしだいです。
「外観」
といってもビンを撮影するだけですが(^^;)。
容量は300mlの小ビンです。写真は軽く振ってから撮影しているため、全体が白濁してますが、置いておくと白い沈澱が下に貯まり、上部は透明になります。このへんはまさににごり酒といっしょ。でも発泡してますので、強く振るのは厳禁です。
製造元は「中埜酒造株式会社」で「なかの」と読むそうです（わたしには読めません）。愛知県の会社です。まあ私の知っていることはすべてラベルに書いてありますので（というか、それしか知らない）、悪あがきの能書きはやめましょう(^^;)。
そうそう、お値段は小売価格が\330でした。300mlでこのお値段なら日本酒としてもそんなに高くはないと思います。だけど...（後で書きますね）。
「味」
さて、問題は「味」です。わたしゃ〜自慢じゃないですけど決して美食家でもないし、料理が趣味でもないんで非常に苦手です、この手の表現。でも感じたことを成るべく素直に書いてみますね。
「とらじの唄」を一番印象づけているのは発泡しているという点です。口に含んだときのシュッ！っていう感じと酸味は、日本酒とは別世界のものです。簡単に言ってしまえば炭酸ジュースのあの感じ。でもほのかに香るのはあくまでも日本酒のそれなんです。変わっているデショ。
日本酒としては基本的に辛口系なので、甘ったるいことはいっさいありません。なんとも不思議なのはカルピスのような乳酸飲料の雰囲気があることです。つれあいが言うには、「これを甘くしたらカルピスソーダだね」。たしかにそうとも言える不思議な日本酒。
この炭酸のせいで飲み口は非常に軽く爽やか。アルコール度数も少ないけれどちゃんと日本酒の香りが楽しめる。確かに焼き肉のような脂っこい食事に合わせるにはいいかも知れません。製造元では「焼き肉にはビール」という常識を撃ち破るため、日本酒で対抗できる製品を造ろうとしたそうです。その心意気に打たれるじゃないですか(^^)。
夕べもさっそく飲んだのですが、グイグイいけちゃうので、「そんなに飲んだらすぐになくなっちゃうよ〜」という自制心が必要です(^^;)。なにも考えずに飲んだらあっというまに5、6本はいっちゃうでしょうね。晩酌でそんだけ飲んだら破産します、わたし。せめて1本\200くらいならビール感覚で飲めるのですが（無理だろうな〜）。
「戯れ言」
わたしが学生の頃、あるときフト思ったのが「グイグイ飲めるおいしい飲物ってないだろうか？」でした。夏の暑い日にのどカラカラで帰ってきたときのことです。
スプライトのような炭酸ソーダ系は、炭酸がきつくてダメ。それに甘過ぎる。冷やした水はお腹に重いし、麦茶や烏竜茶は若いわたしにとっては味気なさ過ぎます。牛乳は大好きなのですが、あれは飲むたべもの。のどをうるおしてはくれません。
市販品でダメなら自分でつくろうとしてできたのが、牛乳のスプライト割り。どちらも半々くらいの分量です。牛乳の滑らかさに軽い炭酸と甘味。でもなんか違うんですね〜、これ。味つけにメロンシロップやカルピスをたらしたりしましたが、いまひとつ。
完成を見ないまま、究極の飲物への挑戦はこれで終わってしまったのでした。
で、「とらじの唄」なのですが、はじめて飲んだときにこの昔のことを思い出したんです。そう、わたしが求めていた「グイグイ飲めるおいしい飲物」に近かったんですよ、「とらじの唄」。
残念ながらアルコールが入ってますんで、昼間っからガブガブ飲むわけにはいきませんが、「夜の」という注釈を付けて、わたしの究極の飲物にノミネートします。おめでとう、「とらじの唄」（なんの意味もないような(^^;)）。
★2001.01.16追記：中埜酒造のWebサイトはこちら。メールで問い合わせれば、対応してもらえると思います。
★2004.07.06追記：近所のスーパーで200ml詰バージョンが売られているのを確認！（半年以上前だけど）。みなさんも探してみてくださいな。
