「iBookを修理に出す_その2」2000.10.23記
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10/10にピックアップサービスで旅立っていったiBookが、ちょうど10日後の10/20に無事御帰還と相成りました。修理依頼内容の詳細については前記の「iBookを修理に出す_その1」を見てもらうことにして、注目は「内蔵HDがどうなったか」であります。
ワクワクしながら梱包を解いていくと、まずはじめに1枚の用紙が目に止まります。もちろん修理の報告書。交換部品の欄を見ると3.2GBHDの型番が...！。「やっぱ6GBHDは夢であったか〜」と落胆するとともに、「ちゃんと交換してくれたんだ」という安堵の気持ち(^^)。
交換部品はもうひとつ見なれない部品番号のものがありました。このへんで心を落ち着けて修理内容の欄をきちんと見てみます。「HD異常のため交換」という記述と、「リセットボタン押下不具合のためトップカバー交換」とあります。前者はわたしが依頼した修理内容ですが、後者は頼みもしなかったこと。「リセットボタンって、たしかヒンジの右側の方に穴が空いてるやつだよな〜」と思いつつ、匡体を取り出してマシンに火を入れます。
「ふむふむ、リセットボタンが押しにくいからカバーを変えたのか」とリセットボタンの周囲を観察してみると（写真）、ここのカバーはキーボードを取り囲むカバーと一体になったもの。なんと「トップカバー」ってキーボードまわりの大きなカバーそのものだったんですね。どうりで綺麗になっているわけです。おかげでキーボードの汚れが目立つくらい（写真）。
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| 新しいトップカバー |
リセットボタンまわり |
実はこの段階でもかすかな希望を残しておりまして（あきらめが悪いって言うやつですか）、万が一、交換部品の記述がもしかしたら取り出された部品名であれば、新たに付けられたHDが6GBであるかも知れないという、今から考えればバカらしいことを考えていました。
起動の終わったiBookのHDアイコンをダブルクリック。開いたウィンドの残り容量を見ると、たしかに2GB台。この時点でわたしの野望は完全に消え失せたのでありました(T_T)。
念のため「Apple システムプロフィール」で内蔵HDを確認してみると、IBM製のDBCA-203240というまったく同じ型番のHDでした。Revision番号まで前のと同一だったので、「まさか交換されてない？」と一瞬焦りましたが、製造番号はしっかりと変わっていました。
昨日までiBookの環境セットアップ作業に追われていて、それもなんとか終了し、今日（10/23）、こうしてこの原稿を書いてますが、修理前ならもう何十回も聞いているはずのHDのリトライ音もいっさいなく、至極快適に使えてます。
これが当たり前と言えばそうなんですが、3月にはじめてのHDからの異音を聞いてから約7ヵ月間、いつHDが死ぬかも知れないという不安と戦いながら使用してきたことを考えると、今は天国です。なんせ、このためにUSB接続可能なMOを購入し、一日に5回以上はバックアップを取っていましたから（地獄ですよね、やっぱ）。
さて、「iBook初期型に使用されていた3.2GBHDの在庫は早めに消え去るのではないか」というわたしの読み自体（みなさんも当然考えますよね）は、1ヵ月程前にInternet上に流れた「3.2GBHD在庫がなくなりはじめており、初期型iBookの修理部品として6GBHDが使われ出した」というニュースから正しかったことが証明されています。しか〜し、今回の修理時期は非常に微妙なところで、それを承知（メーカー1年保証が11月頭で切れる）で修理依頼を行ったわけですが、どうやらクジ運が悪かったみたいです(^^;)。
初期型iBookをお持ちの方で、内蔵HDに不具合がある、かつ、今少し修理に出すのを延長できる方は、遅く出せば出す程、6GBHDに当たる可能性が高くなるのは事実のようですから、がんばってみてください。もちろん、わたしは不正な修理依頼を推奨しているわけではありません。あくまでも上記条件に当てはまる人に、わたしの持っている情報を伝えているだけです。
そもそも、Appleが3.2GBなんて当時としても「そんなHD、まだあったのかい？」みたいな、小容量のHDをiBookに標準搭載して売り出したことに問題があるんじゃないかと、わたしは密かに思っているしだいであります、ハイ(^^;)。
しばし、快適な（快適じゃなくない）状態でのiBookの使用を満喫し、その後、大容量HD（といっても厚さの関係で制約があるのですが）換装の計画でも練りましょうかね〜。
2000.10.23記
