お昼過ぎにつれあいがいきなり「ドライブに行きたい！」と言い出すので、昔R32やロードスターで走りに行った奥多摩湖周辺へお出かけしました（まともなドライブはこれが最初(^^;)）。

「昔走った道なのさ」

　家から青梅を目指し、青梅市内を左折して一般ルート（青梅街道から奥多摩周遊道路）とは逆方向から奥多摩湖に向かいます。途中さらに小菅方面に左折したところがわたしの好きな峠道。周辺に民家もなく（これが大事）、路面も荒れていません。

　スカイラインR32で見つけたこの道、休みの日の前夜に幾度となく走りに行きました。といってもド素人の域を出ていないテクニックですから、あくまでもコーナーリングのお勉強のため。あの「誰が乗ってもドリフトできる」と言わしめたR32で、初めてその感触を味わったその夜に欲こいて転覆・全損。二度と一般道では無茶しないと大反省したkoyanであります(;_;)。

　もちろんエルグランドではドライブが目的なので、小菅方面には行かずにそのまま奥多摩周遊道路を目指します。その先の奥多摩ダムまで行ってお散歩。そんで同じ道をとんぼ返り。走行距離にして約170kn。

　R32やロードスターでは「なんだ、もう峠道も終わりかよ〜(;_;)」と思っていたルートですが、エルグランドで行ったらまったく逆の感想、「まだ市街地に出ないのかよ〜(T_T)」でした。気分的には市街地走行と山坂道走行が半々くらい（つまり山坂道がけっこう長い）あるんじゃなかろうかと思ったほど。


「そんなわたしのインプレッション(^^;)」

　ミニバンの中でも重量級のエルグランド。さすがに狭っこい峠道では扱いに苦労します。車幅はともかく、あの全長とロングホイールベースでは、もうセンターラインを踏まないように気を使うことで精いっぱい。とても峠を楽しむような雰囲気じゃありません。

　でもよく考えてみると、大きめのセダンであればエルグランドより長い車はいくらでも存在します。やはりわたしの不馴れが最大の原因ですかね〜(^^;)。


●コーナーリングはどうなのよ？

　全体的には重い車重とソフトなサスに象徴されます。少なくともわたしにとっては、コーナーリングを積極的に楽しむ車ではないし、消極的（たま〜に峠に行くとスポーツ気分を味わえるといった程度）にでも楽しめる感じではないような...。

　わかってはいるつもりでも、これはちょっと悲しかったですね〜。エンジンパワーのあるせいで、心のどこかでほんの少し期待していたんでしょうか？。

　確かに無理してもっと振り回せば、より速くコーナーを抜けることができるんでしょうけど、ミニバンのエルグランドがタイヤから悲鳴をあげ、大きな図体を前後左右に揺らしまくりながら峠を走るのは似つかわしくありません。

　エンジンバワーのおかげで、コーナーを出てから次のコーナー入り口（ブレーキングの関係でかなり手前だけど）までは、ミニバンらしからぬ加速を見せることもできますが、これじゃ〜わたしが一番嫌っていた「直線だけが速い車」になってしまいます（ドライバーの技量に無関係ということ）。

　もちろん本当に技術のある人なら、スムーズな走りのままより速くコーナーを抜けることができます。ヘボなわたしとしては、山坂道に出くわしたときはその点のみを注力していきたいと思っとります（今後の抱負）。


●なんか褒められる点はないの？

　このままじゃエルグランドがあまりにもカワイソウなので、少しくらい褒められる点を探しましょう(^^;)。

　奥多摩周遊道路を走っている時、前に1台のミニバン（2〜2.5Lクラス）がおりました。それが先頭車両で私を含め数台の後続組ができあがってます。もちろんそこで前車を煽るような真似はしませんが、つかず離れずしてついていくと、後ろを気にしたのかだんだん運転が乱暴になってきました（恐いな〜）。

　登りの勾配に差し掛かったところで、明らかにアクセルの踏む量が変わっているのがわかります。もちろん直線での話ですが、おそらくかなりの「必死モード」だったと思います。

　で、エルグランドはというとぜんぜん余裕なんですよ、これが。常にパーシャルスロットル（そういえばこの日を含めて未だに全開にしたことないっす）。エンジン回転にしても回して3,500rpm程度。キックダウンで一度も1速には落としてません。

　これってバカ力を自慢しているわけではないんです。今回はわたしを含めて2名乗車でしたが、大人数で山に出かける時には実用性として大きな利点になるはずです。でもけっきょくエンジンなのね、褒められるところって(^^;)。


「でも燃費は悪いでしょ？」

　全開せずとも明らかに普段の通勤とはアクセルを踏む量が段違いに多い山坂道。走っている時もグングン下がる燃料計の針に冷や汗をかいたのですが、帰りに近所のスタンドで給油してみてビックリ。いつもより走行距離が伸びているんです。

　普段の燃費は4.3〜4.7km/Lと最悪なエルグランド（片道約11kmの通勤が主）。今回の走行距離（約170km）からイロイロ計算してドライブのみの燃費を算出すると、なんと6.87km/Lも走ってくれたのです(^^)。

　これには正直驚きです。登り道では「こりゃ〜燃費2km/Lだな〜」なんて言いながら走っていたんですから。山坂道の距離自体もかなり長かったし、市街地とて特に空いているわけでもなく、です。

　考えられるのは、普段の通勤距離が短か過ぎて燃費を悪化させていること。これなら高速で脚を伸ばせばリッター8、いや10kmくらい出てくれそうです（本当か？）。


　ボーナスが入ったら日本海でも見に行きましょか〜（未だに見たことないんです、日本海(^^;)）。